海外の表札事情
「表札(house nameplate)」は日本特有の文化とされがちですが、世界各国にも似たようなものは存在します。ただしその形態・意味・使用目的は国ごとに大きく異なります。参考になさってください。
下の表札は、表札ショップ陶板アートの陶器の表札です。番地を中心にデザインしました。世界で使われると楽しいですし、綺麗な焼き物がきっと映えると思います。
🌏 各国の「表札文化」の概要
🇯🇵 日本
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ほぼ全家庭に設置。家族名・名字を記載。
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郵便・宅配、訪問者への配慮(訪問の目印)という実用性+家の「顔」としての装飾性がある。
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マンション・戸建てどちらでも一般的。
🇰🇷 韓国
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表札文化はやや似ており、家の外・門柱に名字を出す例もある。
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ただし最近はセキュリティの観点から表示を避ける家庭も増加。
🇨🇳 中国
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個人宅にはあまり名前を出さない傾向。
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代わりに「門牌号(住所プレート)」が行政的に設置される。
🇬🇧 イギリス
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「House name plate(家の名前)」を掲げる文化がある。
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例えば “Rose Cottage” や “Hillview” といった家そのものに名前を付ける。
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個人名は基本的に出さない。
🇫🇷 フランス
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家に名前を付ける文化はあるが、名前(氏名)を表札に出すのは一般的ではない。
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代わりに、インターホンに名前が貼られることが多い(特に集合住宅)。
🇩🇪 ドイツ
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アパートや一戸建てで表札に近いものがある。
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インターホンやポストに「名字」を掲げるのが一般的(実用目的)。
🇺🇸 アメリカ
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個人名を掲示する文化は希薄。
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番地の表示がメインで、ポストや玄関近くに「番地+姓」を掲げる場合もある。
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「Welcome」などの装飾サインが多く、家族の名前を装飾的に表示する例も。
✅ 総合すると:
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日本のように戸建て住宅の門前や玄関に名字を掲げる文化は比較的珍しい。
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ただし、似たような概念(家の名前・インターホン表記・ポスト名表示など)は世界中に存在。
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欧米では防犯意識が強く、個人名を外に出すのを避ける傾向もある。
アメリカ合衆国の表札事情ー番地表示の表札、建造物の表示プレート
ヨーロッパの表札事情ー英国の表札 紋章と表札
アジアの表札事情
インターネット上から探してみました。
外国における表札事情と、住所の表記
それでは外国に表札はあるのだろうか。
実は、欧米に表札の文化はない。誰がどこに住んでいるのかは重要な個人情報と考えられているので、誰の家か一目でわかる表札を、わざわざ掲げるわけがないのだ。
しかし、それでは郵便などの配達に不便ではないかと心配になるが、その分、住所の表記に工夫がある。日本でも、京都の観光地を調べていたら、「○○通り△△東入ル」や、「上ル」などという住所にぶつかった経験はないだろうか。たとえば二条城の住所は、「二条通堀川西入ル」。これは二条通りと堀川通りが交差する地点から西へ進むという意味。碁盤の目に通りが整えられた京都ならではの表記だが、昔から京都に在住する人は、この表記だけで迷わずその場所を訪ねることができるという。ちなみに「上ル」は北へ、「下ル」は南へ、「東入ル」は東へ進むを意味している。
アメリカやイギリスなどでも、アベニューで住所が表記され、番地と合わせればたやすく位置を特定できる仕組みになっており、個々の家に表札は必要がないのだ。
しかし、外国にまったく表札がないわけではないようだ。たとえば中南米やタイでは、名前とともに、どのような身分かも併記された表札を見かけることもあるという。表札を掲げるには、防犯上の問題も
近年では、欧米式の個人主義が定着し、苗字も個人情報にあたるとして、表札を掲げるのをためらう人もいるという。 近年では、欧米式の個人主義が定着し、苗字も個人情報にあたるとして、表札を掲げるのをためらう人もいるという。
実際、名前を知られたために犯罪に巻き込まれるケースもあり、教室の入口で名札を回収し、学外では名前がわかるものを持ち歩かないよう徹底する小学校も増えてきている。 実際、名前を知られたために犯罪に巻き込まれるケースもあり、教室の入口で名札を回収し、学外では名前がわかるものを持ち歩かないよう徹底する小学校も増えてきている。
平成28年3月、埼玉県朝霞市の女子中学生が約2年ぶりに保護された女子中学生監禁事件でも、被害者は、”犯人が自分のフルネームを知っていたので疑わず車に乗ってしまったのではないか”と報道されている。小さな子供のいる家庭では、敏感にならざるを得ない問題だろう。 平成28年3月、埼玉県朝霞市の女子中学生が約2年ぶりに保護された女子中学生監禁事件でも、被害者は、”犯人が自分のフルネームを知っていたので疑わず車に乗ってしまったのではないか”と報道されている。小さな子供のいる家庭では、敏感にならざるを得ない問題だろう。
また、セールストークに乗りやすい家、泥棒による留守がちな家などを表札にマーキングしていると話題になったことがあった。 また、セールストークに乗りやすい家、泥棒による留守がちな家などを表札にマーキングしていると話題になったことがあった。
このような情報を耳にすると、表札をしまいたくなってしまうのも当然だ。しかし、表札がなかったとしても、入口の目立たないところにマーキングされてしまう可能性はある。日頃から定期的に玄関をチェックし、不審な落書きがあればすぐに消すか、最寄りの交番に相談してみるべきだろう。 このような情報を耳にすると、表札をしまいたくなってしまうのも当然だ。しかし、表札がなかったとしても、入口の目立たないところにマーキングされてしまう可能性はある。日頃から定期的に玄関をチェックし、不審な落書きがあればすぐに消すか、最寄りの交番に相談してみるべきだろう。
個人情報の問題も含むため、家族すべての名前を列記するのは避けた方が良いかもしれないが、表札は住む人の個性を表現するものでもある。せっかく玄関に掲げるなら、楽しんで選びたいものだ。個人情報の問題も含むため、家族すべての名前を列記するのは避けた方が良いかもしれないが、表札は住む人の個性を表現するものでもある。せっかく玄関に掲げるなら、楽しんで選びたいものだ。
日本放送 ラジオ番組”スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい” より
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